有名人たち2
【エルンスト・マッハ】
技術者たちの頭の中ではマッハの名前は主に高速の流れとかマッハ数に結びついているが、科学の哲学に関する彼の関心の深さもよく知られています。
彼は科学から形而上学を排除することに力を注ぎ、実験で確かめられないような仮定はすべて価値がないとの信念をもっていました。
この主張の例として彼はニュートン力学における「空間と時間」の概念をやりだまにあげた。
彼は原子論には徹底して反対し、原子は単なるモデルにすぎず、一般の事物をこんな概念で混乱させてはならないと考えていました。
マッハは「感覚主義」の考えかたに賛同し、この世界の知識はみな色空間、時間などに対する人間の感覚に対応するものであって「物」からくるのではないと主張した。
「ウィーン学団」といわれる彼の見解は「実証論者」には重要なものであって、量子力学を主張する当時の多くの物理学者に大きな影響を与えた。